失敗しない家電購入

「一番いいものを買いたい!」家電を買うときに、こんなことを思ったことはありませんか? 私はいつも思ってます^^ ですが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。「一番いいもの」って、みんな同じでしょうか? 当たり前ですが、人によって価値観が違いますから、同じではないですね。このブログは、小学生のころから家電大好きの私が、みなさんの家電購入の失敗が最小限になるよう、ポイントを絞りながらわかりやすく説明していきます。私と一緒に ”あなたにとっての” 一番いいものを探していきましょう!

【2020最新 富士通ゼネラル編】エアコン内部自動洗浄機能比較!

エアコン内部自動洗浄富士通ゼネラル編

エアコン内部自動洗浄機能調査企画第5章は、富士通ゼネラル編です。パナソニック編、ダイキン編、日立編、三菱編とやってきましたが、各メーカーいろんな工夫をしていて驚きですよね。

今までの記事を読むと、内部洗浄機能の重要なポイントについてもより理解できると思いますので、まだお読みでない方はぜひご確認ください。 

 富士通ゼネラル AIエアコン nocria の内部クリーン機能

富士通ゼネラルHP画像:nocria

富士通ゼネラルHP画像:nocria

富士通ゼネラルは1960年にクーラーを発売して以来、中東など過酷な地域でも安定した性能を保つエアコンを提供してきた、世界的にも有名なメーカーです。

現在でも、エアコンのサイドにサーキュレーターのような送風機を付けるなど、こんな方法があったか!と驚くような斬新なアイデアが取り入れられ、エアコン企業をリードしていますね。

それもそのはず、富士通ゼネラルのエアコンの名称は「nocria(ノクリア)」という名前で、「エアコン」のアルファベット(aircon)を反対から表記しているもの。どういう意味かというと、エアコンの概念をひっくり返すほどの斬新なアイデアを提供していくエアコンということなんです。

さて、そんなノクリアは、内部自動洗浄機能でも斬新な機能を搭載しているのでしょうか。他のメーカーの記事と同様にして、 下記6つのポイントに絞って確認していきましょう。

  • 熱交換器コーティング
  • 熱交換器クリーン機能
  • 送風ファンコーティング
  • フィルターへの工夫
  • フィルター自動お掃除
  • イオン系除菌機能

nocriaの熱交換器のコーティングは?

富士通ゼネラルHP画像:ハイドロフィリック熱交換器

富士通ゼネラルHP画像:ハイドロフィリック熱交換器

他の記事でも書きましたが、そもそも汚れが付かなければ、カビも菌も発生しにくくなるため、熱交換器のコーティングは非常に重要だと思います。

富士通ゼネラルのエアコンnocriaでは、ハイドロフィリック熱交換器と称した抗菌・防カビのコーティングが施されています。ちょっと気になるのは、撥油の効果が謳われていないところです。キッチンやダイニングでは、油汚れも付きやすいので、もう少し頑張ってほしいところです。

評価:4(5点満点中)

nocriaの熱交換器クリーン機能は?

富士通ゼネラルHP画像:熱交換器加熱除菌

富士通ゼネラルHP画像:熱交換器加熱除菌

nocriaといえば、熱交換器の高温加熱機能ですね。この機能、業界初*1の大変魅力的な機能です。運転停止をすると熱交換器を55℃以上に加熱し、カビ菌や、細菌の残存率を一気に引き下げます。

他メーカーでは40℃前後まで加熱して乾燥させますが、それだと菌の繁殖を抑えることはできても、残存率を下げることがなかなかできないのです。

nocriaは55℃まで加熱しますから、他社と差別化できている斬新な機能で好印象ですね。いっそのこと100℃くらいにしてしまえばいいのにと思ったり・・・^^

評価:5(5点満点中)

nocriaの送風ファンコーティングは?

富士通ゼネラルHP画像:抗菌・防カビコーティング送風ファン

富士通ゼネラルHP画像:抗菌・防カビコーティング送風ファン

コーディングはされているとのことで、掃除しにくいところのカビの発生がなるべく抑えられるというのはうれしいですね。こちらも、油汚れについては特に記載がないので、さらに進化するとより好印象といったところでしょうか。

評価:4(5点満点中)

nocriaのフィルターへの工夫は?

残念ながら、ノクリアのフィルターは特にコーディング等がされているという情報は見つかりませんでした。もし情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

評価:情報なし

nocriaのフィルター自動お掃除は?

富士通ゼネラルHP画像:フィルター自動おそうじ

富士通ゼネラルHP画像:フィルター自動おそうじ

皆さんご存じでしょうかね、実はフィルター自動お掃除を一番最初に始めたのは富士通ゼネラルのノクリアなのです。2003年に世界で初めてフィルター自動お掃除を搭載し、大変話題になりました。なんと、私もこの初代ノクリアを買った一人です^^

やはり初代のモデルは、フィルターの目が粗くエアコン内部にホコリが多く入ってしまうなどいろいろ課題がありました。懐かしいです。

現在のモデルはそんな課題も解消され、よりスピーディーに、よりメンテナンスの少ない仕様へと進化しています。

ただ、他のメーカーと比べて大きな特徴もないというのも実情です。主流のフィルター巻き取り式ですね。ダストボックスのお手入れは5年に1回程度が目安とのこと。

評価:4(5点満点中)

nocriaのイオン系除菌機能は?

富士通ゼネラルHP画像:プラズマ空清

富士通ゼネラルHP画像:プラズマ空清

いつも書いていますが、イオン系の除菌機能は私はそんなに重要視していません。なぜかというと、宣伝効果としてはとてもいい材料ですが、実際の効果は限られたもので、これらの機能を重要視して購入の決め手にするのは避けてほしいからです。

メーカーがいろいろ説明していても、「ふーん」くらいで捉えましょう^^

富士通ゼネラルのノクリアでは、プラズマ空清が搭載されています。空気中の微粒子をプラスに帯電させて、エアコン内にある電極版で非常に細かい浮遊物も電気集塵します。

プラズマ空清のユニットは、1年に1回洗浄が必要とのことです。洗浄することで継続して利用できるのは、清潔ですし経済的でよさそうですね。

評価:4(5点満点中)

まとめ

  • 熱交換器コーティング:4点
  • 熱交換器クリーン機能:5点
  • 送風ファンコーティング:4点
  • フィルターへの工夫:情報なし
  • フィルター自動お掃除:4点
  • イオン系除菌機能:4点

 いかがでしたでしょうか。最初にも記述しましたが、富士通ゼネラルはエアコンメーカーとして、実績も多く、古くからエアコンについての技術を磨いてきたメーカーです。他メーカーにはない斬新なアイデアが今後もどんどん搭載されていくでしょうから、楽しみですね。

今後、他のメーカーの内部洗浄機能の詳細と、メーカーの比較なども行う予定です。興味のある方はぜひご確認ください。

*1:国内家庭用エアコンにおいて。熱交換器を55℃以上に加熱し、湿熱効果で除菌を行う方式。2017年11月18日発売。富士通ゼネラル調べ。