エアコン自動お掃除・クリーニング機能 メーカー徹底比較!カビや菌を抑制できるおすすめのメーカーとは?
- きれいが続く夢のようなエアコン・・・
- 最新エアコンお掃除・クリーニング機能徹底比較表!
- 冬でも洗浄できるのは、ダイキンと日立だけ
- ファンを自動お掃除するのは日立だけ
- 三菱のフィルターお掃除の所要時間はすごく早い
- パナソニックはダストボックスのお手入れが不要!?
- まとめ:100%の機種はない、自分がどれがあっているかがポイント
きれいが続く夢のようなエアコン・・・
こんにちは。エアコンの汚れって気になりますよね。買ったときはあんなにピカピカだったのに、気づいたらカビだらけ…なんて経験ありませんか?
エアコン洗浄業者に掃除してもらうにしても、結構な金額がかかりますし、かといって自分で掃除すると、すごく疲れますし、奥の汚れは取れないし・・・。ほんと困りますよね。
買ったときのきれいな状態がずっと続く夢のようなエアコンがもしあったらどんなに良いことか。。。もちろん、絶対汚れないエアコンは存在しませんが、各メーカー様々な工夫を凝らし、汚れがつきにくいエアコンを開発しています。
この記事の前までは、各メーカーのクリーニング機能の詳細をそれぞれまとめてきましたが、今回それをまとめて比較表にしています!
ぜひ、確認してみてください。また、気になったメーカーが合ったら、そのメーカーの詳細を以前に記事にしているので、そちらも併せてご確認ください。
皆様のエアコン購入の手助けになると幸いです。
最新エアコンお掃除・クリーニング機能徹底比較表!
早速ですが比較表です。これ作るのにかなりの時間かかってます(泣)
「?」の部分は、私が探した限り情報が見つけられなかった箇所です。絶対にその機能がないとは確証できませんが、大々的に記載していないということは、ほぼ機能がないと思ってよいと思いますが。。。
エアコンの型番は、各メーカーの最上位機種の情報をもとにしています。中位や、下位のモデルでは搭載されない機能があったり、洗浄時間に違いがあったりもしますのでご注意ください。
パナソニック | ダイキン | 日立 | 三菱 | 富士通ゼネラル | 東芝 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
熱交換器 | 防汚 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
撥油 | 〇 | 〇 | 凍結洗浄で対応 | 〇 | ? | ? | |
除菌/抗菌/防カビ | △ イオンで除菌 |
△ イオンで除菌 |
〇 さらにイオンでも除菌 |
〇 さらにイオンでも除菌 |
〇 | △ イオンで除菌(おそうじボタン押下時作動) |
|
錆対策 | ? | 〇 | ? | ? | ? | ? | |
冬でも洗浄 | - | 〇 加湿機能を利用して洗浄(水内部クリーンボタン押下時作動) |
〇 凍結洗浄(自動) |
- | - | - | |
独自機能 | 熱交換器の内側(面の部分)にまでコーティング処理 | 加湿水洗浄(加湿機能を利用して約1リットルの水で洗浄:約:285分) | "凍結洗浄(フィンを凍結させ油汚れなども引き剥がす) 室外機も凍結洗浄" |
高温加熱でカビ菌・細菌除去 | |||
ファン | ファン自動お掃除 | - | - | 〇 | - | - | - |
コーティング | 〇 | ? | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
フィルター | コーティング | 〇 | ? | 〇 | 〇 | ? | ? |
自動お掃除方式 | 巻き取り方式 | ワイパー方式 | ワイパー方式 | 巻き取り方式 | 巻き取り方式 | 巻き取り方式 | |
自動お掃除時間 | 約15分 | 約7分 | 約11分 | 約3分半 | 約7分 | 約18分 | |
内部クリーン時間 | 約80~約95分 | 約85~約135分 | 約80~約180分 | 約55分 | 約50分 | 約45分 | |
フィルター&内部クリーン最大時間 | 約110分 | 約142分 | 約191分 | 約58分 | 約57分 | 約63分 | |
ダストボックス | メンテナンス頻度 | 不要(ダストボックス方式に設定した場合は約1年~約2年) | 約10年 | 約1年に1回 | 約10年 | 約5年 | 約1年←★基本は掃除機を差し込んで吸うだけ |
イオン | 内部のカビ抑制 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ? | ? |
冬でも洗浄できるのは、ダイキンと日立だけ
実は、熱交換器の洗浄(結露水などを利用した洗浄)機能は、一般的には冷房や除湿運転をしたときにしか作動しません。冬の暖房運転時は、ホコリが部屋に舞い上がりやすく、エアコン内にも小さなホコリが入り込みやすいため、洗浄はするべきです。ですが、冬は空気中に水分が少ないため、洗浄するための水を集めることが難しいため、どこのメーカーも暖房運転後の洗浄運転機能は実現していませんでした。
そんな中、比較表を見てわかる通り、ダイキンと日立だけは、オールシーズンで熱交換器の洗浄が行えるのです。さらに、日立については、自動で洗浄がされます。
ダイキンは、気になったときにボタンを押すことで洗浄ができるようです。
私の予想ですが、今後、全メーカーがオールシーズンでの洗浄機能を何かしら搭載してくると思います。現時点で対応しているこの2社は、かなりの高評価ですね。
懸念点を挙げるとすると、クリーニング時間です。日立は約191分の時間がかかります。外出時や、寝る前など、人がいないときに動いているイメージなので、そんなに気にすることではないですが、気になる人は気になるかもしれませんね。まぁ、汚れるのと比べたら、クリーニング時間なんて気になりませんねw
ファンを自動お掃除するのは日立だけ
風を送り出すファンの汚れって、たまると掃除大変ですよね。というか、もう業者に頼まないと掃除不可能レベルの場所ですよね。
なんとこの部分を自動で掃除する機能が、日立だけはついています。
もう、日立さんの回し者みたくなっていますが、決してそうではありませんw どっちかというと、日立製品はあまり買わない人間です。ですが、今回調査していて、画期的なアイデア・工夫がされていて日立が結構好きになりました。
皆さんもぜひ検討してみてください。
三菱のフィルターお掃除の所要時間はすごく早い
今や当たり前となった、フィルター自動お掃除機能ですが、実は掃除にかかる時間は差があります。フィルター自動お掃除中は、小さいながらも若干音がするため、短い時間で終わるほうが嬉しいですね。
今回の比較結果では、一番短かったのは約3分半の三菱です。一番長く時間がかかったのは東芝の約18分でした。
三菱の3分半は驚異の速さですねw でも、十何分もかかっているメーカーは、何にそんな時間かかってるの?と逆に聞きたいくらいですねw
また、東芝は約18分かかってしまっていますが、その後に内部クリーンの時間が、最速の約45分なため、トータルで見ると、とても優秀です。
クリーニング中の動作音などが気になる方は、この辺りも気にされるとよいですね。また、クリーニング中は部屋の温度や湿度が一気に上がる傾向があるため、そういった意味でも短い時間でクリーニングが終わるのは助かりますね。
パナソニックはダストボックスのお手入れが不要!?
自動でフィルターのお掃除をしますといっても、実は数年に1度はダストボックスという部分のごみ捨てや掃除が必要です。
ですが、パナソニックについては、都度ホコリを室外に排出しますので、定期的なごみ捨ては必要ないんです。室外に排出していいの?と思った方もいると思いますが、一度に排出される量はほんのわずかなので、気にしなくてよいレベルです。布団を外で掃ったときのほうが、よっぽどホコリの量が多いというくらいだと思います。
最初にごり押ししていた日立は、ダストボックスの掃除は1年に1度が目安で、一番頻度が多く、この点はマイナス点ですね。
ダストボックスの掃除を怠ってしまうと、最悪、自動お掃除がされなくなり、エアコン内部にホコリが入りやすくなってしまいます。
掃除嫌いの人はこの辺りを、選ぶポイントとして確認してみるとよいと思います。
ちなみに、東芝も年に1度が目安ですが、こちらは、掃除機にアタッチメントを付けてエアコンにさすだけで、ダストボックスの掃除ができてしまうという斬新な機能が搭載されています。魅力的に感じた方は、こちらもぜひ検討してみてください。
まとめ:100%の機種はない、自分がどれがあっているかがポイント
メリットがあると、デメリットがある。100%の機種はないので、自分にはどの機能が重要なのかを考えて、ポイントを絞って選んでみるとよいと思います。
ポイントを絞れたら、あとは今回の比較表を使って、バシッと決められると思います。
「暖房も使うから、冬でもクリーニングしてほしい」とか、「洗浄時間は短いほうがいい」とか、「クリーニングは電気代が気になるから、コーティングが内部までしてあるものを選びたい」とか、人それぞれだと思いますので、ぜひ自分なりのポイントを見つけてみてください。
各メーカーの詳細については、下記過去の記事もご参考にしてみてください。
【2020最新 東芝 編】エアコン内部自動洗浄機能比較!
エアコン内部自動洗浄機能調査企画第6章は、東芝(TOSHIBA)編です。パナソニック、ダイキン、日立、三菱、富士通ゼネラルについては、前回までの記事で細かく紹介しております。また、前回までの記事では、内部洗浄機能の重要なポイントも記載しています。まだお読みでない方は、ぜひこちらも併せてご確認ください。
あとは、今回の東芝と、シャープを記事にする予定です。
そろそろ、全メーカーの比較表なども作りたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします!^^
東芝(TOSHIBA) エアコン大清快 の内部クリーン機能
東芝(TOSHIBA) のエアコン事業の歴史は意外にも長く、1935年に「芝浦ルームクーラ」を発売したところから始まっています。
その後も次々と、世界初、日本初の技術を提供してきた東芝。今や当たり前のインバーター(電源の周波数を細かく可変しモーター回転数を、低速から高速まで細かく制御できるもの)も、実はこの東芝が世界初で提供した技術です。
現在も、大清快という名称で、画期的な機能を提供しています。
そんな東芝大清快。内部自動洗浄機能についてどんな工夫がされているのでしょうか。いつも通り、下記6つのポイントに絞って確認していきましょう。
- 熱交換器コーティング
- 熱交換器クリーン機能
- 送風ファンコーティング
- フィルターへの工夫
- フィルター自動お掃除
- イオン系除菌機能
TOSHIBA 大清快の熱交換器のコーティングは?
いつも書いている通り、熱交換器のコーティングは欠かせないものだと考えています。(コーティングによって汚れが付きにくくなれば、根本的にきれいが長持ちするため。)
大清快では、特殊樹脂コーティングが施されています。汚れが付きにくく、冷房や除湿を利用時に、自然と熱交換器が洗浄されます。
ただ、少し気になるのは、このコーティングについての詳しい内容が見当たらないこと。「油汚れも付きにくいです」というようなことも書かれていなく、防カビや、抗菌効果なども特に記載がなかったです。
昔の機種のHPを見ると、油汚れが付きにくいような記載はあったので、もしかするとわかりやすいように「汚れ」という言葉でまとめているのかもしれませんね。
コーティングはついていますが、説明が簡易的でよくわからないです。詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
評価:4(5点満点中)
TOSHIBA 大清快の熱交換器クリーン機能は?
TOSHIBA 大清快は熱交換器のクリーニング機能として、1リットル洗浄というものを搭載しています。こちらは、長期間利用しないときや、久しぶりに利用するときなどに、「おそうじ」ボタンを押すことで、熱交換器をクリーニングできる機能です。
60分ほど熱交換器を冷やし、約1リットルの水を空気中から集め、その水で汚れを洗い流します。そして、オゾンで除菌をし、その後乾燥させて完了です。
シーズンオフの時などにきれいにできるのはいい機能ですね。
通常時の利用では、オゾンと、乾燥だけのようなので、他社と比べてどうかというと特別な機能があるわけではないですね。
また、冬などに洗浄する機能も特にないです。
評価:3.5(5点満点中)
TOSHIBA 大清快の送風ファンコーティングは?
すみません。こちらについて情報が見つかりませんでした。他社ではファンのコーティングを謳っているので、ちょっと残念です。。。
評価:情報なし
TOSHIBA 大清快のフィルターへの工夫は?
こちらも、コーディングがされているなどという情報は見つかりませんでした。もし情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
評価:情報なし
TOSHIBA 大清快のフィルター自動お掃除は?
今回東芝のエアコンを調査していて一番驚いたのがこの機能です!楽ダストボックス!
ほとんどのメーカーは、フィルター自動お掃除で収集したホコリをダストボックスにため込みます。ため込んだホコリは、数年に1度お手入れが必要になります。
数年に1度なので大した手間ではないですが、いざやろうとすると、ダストボックスの取り外し方を確認したり、高いところに手を伸ばして・・・。「うん、あとでやろう・・・」となり、結局ほったらかしに。その結果、掃除機能が正常に動かなく、本来の機能が発揮できなくなっているということもよくある話です。
そんな課題を解消してくれるのが、東芝大清快の楽ダストボックス。なんと、掃除機に専用のノズルを付けて、エアコンに差し込み吸引するだけでお手入れ完了。
ここまで簡単にダストボックスのお手入れができるのは、東芝だけです。パナソニックについては、ダストボックスにため込まずに屋外に排出することもできますが、それだけコストがかかっているので、予算と相談ですね。
評価:5(5点満点中)
TOSHIBA 大清快のイオン系除菌機能は?
熱交換器クリーン機能のところでも少し紹介しましたが、プラズマ空清という機能で、オゾンを発生させるため、除菌効果が期待できます。
イオン系の除菌機能は、どこのメーカーも実際の効果は気持ち程度のものですから、同じようなのがついているんだなという程度で大丈夫です。
そういえば、プラズマ空清というと、富士通ゼネラルのノクリアでも同名称の機能がありましたね。機能の内容としても、空気中の微粒子を帯電させて、集塵するということで、ほぼ同じと考えてよいでしょう。
評価:4(5点満点中)
まとめ
- 熱交換器コーティング:4点
- 熱交換器クリーン機能:3.5点
- 送風ファンコーティング:情報なし
- フィルターへの工夫:情報なし
- フィルター自動お掃除:5点
- イオン系除菌機能:4点
いかがでしたでしょうか。全体的には目立った工夫はありませんでしたが、なんといっても楽ダストボックスが好印象でした。掃除機を突き刺すとはなかなか斬新で面白いし、便利な機能ですよね。これからも、こういった独自の発想で新機能を搭載していってほしいですね。
今後、各メーカーの比較を1つにまとめる予定です。興味のある方はぜひご確認ください。
【2020最新 富士通ゼネラル編】エアコン内部自動洗浄機能比較!
エアコン内部自動洗浄機能調査企画第5章は、富士通ゼネラル編です。パナソニック編、ダイキン編、日立編、三菱編とやってきましたが、各メーカーいろんな工夫をしていて驚きですよね。
今までの記事を読むと、内部洗浄機能の重要なポイントについてもより理解できると思いますので、まだお読みでない方はぜひご確認ください。
富士通ゼネラル AIエアコン nocria の内部クリーン機能
富士通ゼネラルは1960年にクーラーを発売して以来、中東など過酷な地域でも安定した性能を保つエアコンを提供してきた、世界的にも有名なメーカーです。
現在でも、エアコンのサイドにサーキュレーターのような送風機を付けるなど、こんな方法があったか!と驚くような斬新なアイデアが取り入れられ、エアコン企業をリードしていますね。
それもそのはず、富士通ゼネラルのエアコンの名称は「nocria(ノクリア)」という名前で、「エアコン」のアルファベット(aircon)を反対から表記しているもの。どういう意味かというと、エアコンの概念をひっくり返すほどの斬新なアイデアを提供していくエアコンということなんです。
さて、そんなノクリアは、内部自動洗浄機能でも斬新な機能を搭載しているのでしょうか。他のメーカーの記事と同様にして、 下記6つのポイントに絞って確認していきましょう。
- 熱交換器コーティング
- 熱交換器クリーン機能
- 送風ファンコーティング
- フィルターへの工夫
- フィルター自動お掃除
- イオン系除菌機能
nocriaの熱交換器のコーティングは?
他の記事でも書きましたが、そもそも汚れが付かなければ、カビも菌も発生しにくくなるため、熱交換器のコーティングは非常に重要だと思います。
富士通ゼネラルのエアコンnocriaでは、ハイドロフィリック熱交換器と称した抗菌・防カビのコーティングが施されています。ちょっと気になるのは、撥油の効果が謳われていないところです。キッチンやダイニングでは、油汚れも付きやすいので、もう少し頑張ってほしいところです。
評価:4(5点満点中)
nocriaの熱交換器クリーン機能は?
nocriaといえば、熱交換器の高温加熱機能ですね。この機能、業界初*1の大変魅力的な機能です。運転停止をすると熱交換器を55℃以上に加熱し、カビ菌や、細菌の残存率を一気に引き下げます。
他メーカーでは40℃前後まで加熱して乾燥させますが、それだと菌の繁殖を抑えることはできても、残存率を下げることがなかなかできないのです。
nocriaは55℃まで加熱しますから、他社と差別化できている斬新な機能で好印象ですね。いっそのこと100℃くらいにしてしまえばいいのにと思ったり・・・^^
評価:5(5点満点中)
nocriaの送風ファンコーティングは?
コーディングはされているとのことで、掃除しにくいところのカビの発生がなるべく抑えられるというのはうれしいですね。こちらも、油汚れについては特に記載がないので、さらに進化するとより好印象といったところでしょうか。
評価:4(5点満点中)
nocriaのフィルターへの工夫は?
残念ながら、ノクリアのフィルターは特にコーディング等がされているという情報は見つかりませんでした。もし情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
評価:情報なし
nocriaのフィルター自動お掃除は?
皆さんご存じでしょうかね、実はフィルター自動お掃除を一番最初に始めたのは富士通ゼネラルのノクリアなのです。2003年に世界で初めてフィルター自動お掃除を搭載し、大変話題になりました。なんと、私もこの初代ノクリアを買った一人です^^
やはり初代のモデルは、フィルターの目が粗くエアコン内部にホコリが多く入ってしまうなどいろいろ課題がありました。懐かしいです。
現在のモデルはそんな課題も解消され、よりスピーディーに、よりメンテナンスの少ない仕様へと進化しています。
ただ、他のメーカーと比べて大きな特徴もないというのも実情です。主流のフィルター巻き取り式ですね。ダストボックスのお手入れは5年に1回程度が目安とのこと。
評価:4(5点満点中)
nocriaのイオン系除菌機能は?
いつも書いていますが、イオン系の除菌機能は私はそんなに重要視していません。なぜかというと、宣伝効果としてはとてもいい材料ですが、実際の効果は限られたもので、これらの機能を重要視して購入の決め手にするのは避けてほしいからです。
メーカーがいろいろ説明していても、「ふーん」くらいで捉えましょう^^
富士通ゼネラルのノクリアでは、プラズマ空清が搭載されています。空気中の微粒子をプラスに帯電させて、エアコン内にある電極版で非常に細かい浮遊物も電気集塵します。
プラズマ空清のユニットは、1年に1回洗浄が必要とのことです。洗浄することで継続して利用できるのは、清潔ですし経済的でよさそうですね。
評価:4(5点満点中)
まとめ
- 熱交換器コーティング:4点
- 熱交換器クリーン機能:5点
- 送風ファンコーティング:4点
- フィルターへの工夫:情報なし
- フィルター自動お掃除:4点
- イオン系除菌機能:4点
いかがでしたでしょうか。最初にも記述しましたが、富士通ゼネラルはエアコンメーカーとして、実績も多く、古くからエアコンについての技術を磨いてきたメーカーです。他メーカーにはない斬新なアイデアが今後もどんどん搭載されていくでしょうから、楽しみですね。
今後、他のメーカーの内部洗浄機能の詳細と、メーカーの比較なども行う予定です。興味のある方はぜひご確認ください。
【2020年最新 三菱 編】エアコン内部自動洗浄機能比較!
エアコン内部自動洗浄機能調査企画ですが、早いもので第4章まできました!(←いつの間にか企画化している^^) 今回は三菱編です。これまで、パナソニック、ダイキン、日立と見てきましたが、私もここまで詳しく各メーカーの内部クリーン機能を確認したのは初めてで、メーカー毎に様々な工夫を凝らしていて驚きの連続です。
前回までの記事には、内部洗浄機能の重要なポイントなども記載していますので、もしお読みでない方は是非ご確認ください。
三菱 霧ヶ峰の内部クリーン機能
三菱の霧ヶ峰と言えば、ムーブアイですよね。今は、ムーブアイmirA.I.+(ミライプラス)という名前のようですね。センサーを使って人の動きや、部屋の状態を把握して空調をコントロールするというのは、今やよくある機能ですね。ですが、三菱はこのセンサーでのコントロール機能を、初期のころから本格的に採用しており、三菱が先駆者といっても過言ではないぐらいですね。
印象として頭のいいエアコン。インテリなエアコンという印象が私はあります^^
そんな三菱のエアコンですが、内部クリーン機能はどうなんでしょう。今回も、パナソニック編などの記事と同様にして、 下記6つのポイントに絞って霧ヶ峰の内部洗浄機能の詳細を確認していきます。
- 熱交換器コーティング
- 熱交換器クリーン機能
- 送風ファンコーティング
- フィルターへの工夫
- フィルター自動お掃除
- イオン系除菌機能
三菱の熱交換器のコーティングは?
「よごれんボディ」という名称で、随所にコーティングがされているようです。熱交換器には、上記画像の「ハイブリッドナノコーディング」が施されています。これ、三菱の特許技術です。酸化チタンやシリカなどが一般的に用いられますが、素材によっては密着性が高められなかったり、コーティングできていない場所が発生したり、耐久性が低かったりするデメリットがありました。そんなデメリットを解消したコーティング技術がこのハイブリッドナノコーディングとのこと。下記リンクが実際の特許の内容です。
JP4698721B2 - 空気調和機及びコーティング組成物 - Google Patents
10年使用したときの汚れの想定比較を見ても、コーティングありの方は新品のように見えますね。実際の使用環境ではここまできれいにはならないでしょうけど、これだけの耐久性をもったコーティングがされているとは、驚きです。
評価:5(5点満点中)
三菱の熱交換器クリーン機能は?
いたって普通の方式で、最大10分間の弱暖房運転をして内部を乾燥させるもの。この記事の一番最後に紹介する「カビクリーンシャワー」という機能を併用するので、大きな問題はなさそうですが、他社と比べてしまうと、ちょっと遅れてる感が否めないです。
まあ、コーティングがしっかりされているので、そもそも汚れないから大丈夫という考え方なのかもしれませんけど、それでももう少し頑張ってほしいものですね。
評価:3(5点満点中)
三菱の送風ファンコーティングは?
出ました「よごれんボディ」。コーティング系は強いですね。上の画像を見てわかる通り、最初に紹介した熱交換器のコーティング以外にも、送風ファン、通風路にまでしっかりと三菱の特許技術ハイブリッドナノコーディングが施されています。
さらに、コーディングがしにくいパーツの「左右フラップ」、「上下フラップ」には、デュアルバリアマテリアルを配合しており、コーディングのように油、ホコリが付きにくい表面になっています。
それぞれ、10年後を想定した画像比較を見ると、違いが一目瞭然ですね。掃除が大変な細かなパーツにも、汚れのつきにくい工夫がされているのは、うれしい限りです。
評価:5(5点満点中)
三菱のフィルターへの工夫は?
フィルターについての説明がなかなか見つからなく、「情報なし」と書こうかと思ったら、小さくHPに掲載されていました。(危ない危ない・・・汗)
どうして、お得意のハイブリッドナノコーディングではなくフッ素コーティングなのかはよくわかりませんね。
ともあれ、コーティングされているかいないかでは、やはりフィルター自動お掃除時のホコリの取り残しなどが少なくなりますから、こういったところまでコーディングしているのは好印象です。
評価:5(5点満点中)
三菱のフィルター自動お掃除は?
方式としては、今主流のフィルター巻き取り方式です。上記画像にもありますが、短い時間で、静かに自動掃除が可能です。ダストボックスも大容量で、通常の使用なら10年間ごみ捨て不要とのこと。
評価:5(5点満点中)
三菱のイオン系除菌機能は?
オゾンの力でカビ菌除去。実は他社のイオン系の除菌も結局はオゾンなんですよね。オゾンは除菌だけでなく脱臭もできる優れた同素体です。
ものすごく大量に出ると、有害なため、エアコンなどに搭載されているイオン発生器は、極々微量しかオゾンが発生しません。
・・・ということは、微量なので大した効果はないということでもあります^^
とはいっても、ないよりはあったほうがましなので、三菱のエアコンもそのあたりしっかりとイオン系の除菌機能も備わっていますので、気持ちとしても安心ですね。
評価:5(5点満点中)
まとめ
- 熱交換器コーティング:5点
- 熱交換器クリーン機能:3点
- 送風ファンコーティング:5点
- フィルターへの工夫:5点
- フィルター自動お掃除:5点
- イオン系除菌機能:5点
いかがでしたか。ムーブアイのイメージが強い霧ヶ峰ですが、清潔を保つためのコーティングが細部まで施されており、私としても新たな発見が多く非常に好印象でした。
熱交換器の乾燥機能だけ、もう少し工夫があると文句のつけどころがないくらいになりますね。
今後も他メーカーの内部洗浄機能について記事を書きたいと思いますので、ご興味のある方はぜひご確認ください。
【2020年最新 日立 編】エアコン内部自動洗浄機能比較!
前回のパナソニック編、ダイキン編に続き、今回は日立編です。パナソニック編やダイキン編では、内部洗浄機能の重要なポイントなども説明していますので、まだお読みでない方はぜひご確認ください。
日立 白くまくん 凍結洗浄搭載 ルームエアコンの内部クリーン機能
ジャニーズの嵐さんがCMをしていてお馴染みの、日立 白くまくん ルームエアコン。白くまくんもかわいくて、それだけで欲しくなったりする私・・・。
すみません、かわいすぎるので、白くまくんのプロフィール画像貼らせてください^^
白くまくん、焼き魚が好きなんですね。白くまなのに、焼いた魚が好きというのが、たまらなく好きです・・・。これくらいにしておきます・・・。
日立のエアコンは内部をクリーンに保つ工夫はどの程度されているのでしょうか。白くまくんの好きな焼き魚のニオイも、エアコン内部に残りづらくなっているかな?いつもの6つのポイントで確認していきましょう。
先に言ってしまいますが、日立さんすごいです。他社にない独自な方法が満載で、とても好印象でした。これ以上きれいにこだわっているエアコンないかも?というくらいです。それでは、細かく見ていきましょう。
- 熱交換器コーティング
- 熱交換器クリーン機能
- 送風ファンコーティング
- フィルターへの工夫
- フィルター自動お掃除
- イオン系除菌機能
日立の熱交換器のコーティングは?
熱交換器のコーティングは私が一番重要視していることです。日立は2層コーティングとの記載があり、しっかりコーディングがされているようです。さらに、他社とは違う点として、「チタン触媒」が熱交換器についているとのことで、付着した菌の除菌、防カビの効果が期待できます。チタン触媒というと、住宅の壁などに吹き付けたり、車内の除菌脱臭コーティングなどで、最近使われるようになってきていますね。
それを熱交換器に使うとは、やりますね日立さん!
評価:5(5点満点中)
日立の熱交換器クリーン機能は?
これまた、他社にはない独自の方法を採用しています。なんと、熱交換器を凍結させた後に、一気に溶かし水で洗い流す方法です。
日立さんのHPに凍結洗浄の動画がありますので、ぜひ見てみてください。↓
日立のエアコンは[凍結洗浄] : エアコン : 日立の家電品
店頭でも実演しているときがありますが、本当に雪のように真っ白になるまで凍結させ、そのあと一気に水が流れていきます。
こうすることで、油汚れがフィンから引きはがされやすくなり、コーティングの効果と相まって、よりきれいに洗浄することができるのです。もちろん、水で洗い流したとは、加熱をして内部を乾燥させ、カビの生えづらい環境を作ります。
水で洗い流す系の機能は、乾燥した冬場にはうまく機能しないことが多いのですが、この凍結洗浄なら、冬場も大量の水を集めることができるので、1年通してきれいを保ちやすくなるということです。
評価:5(5点満点中)
日立の送風ファンコーティングは?
もう、日立さんすごすぎです。ファンには銀イオンが添加されているので除菌がされますし、なんとそこにファンを掃除するブラシがついているんです。「ファン自動お掃除:ファンロボ」は日立だけの機能で、ファンのホコリまで自動お掃除してくれます。
ファンのコーティングはもちろん大事ですが、いくらコーティングしていても汚れはついてしまうわけですから、それをお掃除する機能まで搭載しているというのは、きれいへのこだわりが凄すぎて、頭が上がりません・・・
評価:5(5点満点中)
日立のフィルターへの工夫は?
さすがにフィルターは普通なんでしょ?って思いきや、なんとステンレス製・・・
抜け目ないですね。徹底しています・・・
フィルター以外にもステンレスをふんだんに使っている日立のエアコンですが、ステンレスに菌が触れると、効力を抑制する効果があるため、手の届かない部分もよりきれいに保つことができます。え、ちょっと日立いいですね。今まで考えたこともなかったんですけど、次買うエアコン日立になりそうです^^
評価:5(5点満点中)
日立のフィルター自動お掃除は?
フィルター自動お掃除の機能としては、目新しい機能はなく、最近ではフィルターを折り曲げながらずらしてホコリをとっていく方式が主流になってきていますが、日立はお掃除ワイパー自体が移動して掃除する方式です。
どちらがいいのかというと難しいですが、現在ほとんどのメーカーがフィルター折り曲げ式になっているので、その方が壊れにくかったり、運転時間が短かったり、騒音が小さかったりするのかもしれませんね。
日立はステンレスフィルターなので、折り曲げ方式にしにくいということがあるのかもしれませんね。
ダストボックスが防カビ仕様になっているのは好印象ですね。1年に1回を目安のお手入れとのことです。
評価:3.5(5点満点中)
日立のイオン系除菌機能は?
日立は特にイオンについての力強い訴求はしていないです。まあ、私はイオンについてはそんなに信じていないので、日立の説明の仕方がちょうどよいと思いますけど。
前述した凍結洗浄後に乾燥させ、そのあとにイオンを充満させ、よりきれいな状態にしてくれます。あくまで補助としてついているという形ですが、基本的な洗浄機能が素晴らしいので文句なしです。
評価:3(5点満点中)
まとめ
- 熱交換器コーティング:5点
- 熱交換器クリーン機能:5点
- 送風ファンコーティング:5点
- フィルターへの工夫:5点
- フィルター自動お掃除:3.5点
- イオン系除菌機能:3点
いかがでしょうか。上記の順番は、私が重要だと思っている順番でもあるので、上の方の点数が高く、下の方の点数が低いという状況で、総合的にはレベル高いですね。
私、日立のエアコンは選択肢に入ったことがなかったのですが、調べれば調べるほどどんどん日立のエアコンがほしくなってしまいました・・・皆さんはどうでした?
今後も他のメーカーのエアコン内部自動洗浄機能について書いていきますので、ご興味ある方はぜひお付き合いください。よろしくお願いいたします。
【2020年最新 ダイキン編】エアコン内部自動洗浄機能比較!
前回のパナソニック編に続き、今回はダイキン編です。前回のパナソニック編を先にお読みいただくと、内部洗浄機能の重要なポイントなどが分かると思いますので、まだお読みでない方はぜひご確認ください。
ダイキン うるさらX の内部クリーン機能
ダイキンといえばエアコン。空気のメーカーと言われるくらい、長年空調の家電を販売してきた歴史あるメーカーです。エアコンで迷ったらダイキンを買っておけば間違いなしと私はよく言います^^
それでは、パナソニック編の記事と同様にして、 下記6つのポイントに絞ってダイキンエアコンうるさらXも確認していきましょう。
- 熱交換器コーティング
- 熱交換器クリーン機能
- 送風ファンコーティング
- フィルターへの工夫
- フィルター自動お掃除
- イオン系除菌機能
ダイキンの熱交換器のコーティングは?
前回の記事でも書きましたが、熱交換器のコーティングはとても重要だと思っています。そもそも汚れが付かなければ、汚れないし、カビないわけです。コーディングは、そんなきれいな状態を保ちやすくしてくれるからです。
さて、ダイキンの熱交換器のコーティングはどうかですが、しっかりコーディングされていますね。親水・撥油はもちろんのこと、高耐食樹脂皮膜、耐食クロメート皮膜を施し、アルミがさびにくいようになっています。クロメート皮膜は自動車の部品など、様々な分野で防錆として用いられています。
防汚だけでなく、防錆のコーティングまでされているとは、さすがです。
評価:5(5点満点中)
ダイキンの熱交換器クリーン機能は?
熱交換器のクリーニング機能ですが、ダイキンはよくある内部乾燥機能に加えて、業界初の「水内部クリーン(加湿水洗浄 )」というのを搭載しています。
「水内部クリーン(加湿水洗浄 )」とは、他社にはないうるさらXの加湿機能を利用して、熱交換器を最大1リットルの水で洗浄するという機能なのです。空気中の水分を集めて洗浄する機能は他社でもよくありますが、冬場などは空気中に水分がほとんどないので、洗浄できるのは夏場がメインだったのです。今回のダイキンの「水内部クリーン(加湿水洗浄 )」であれば、年間を通して大量の水で熱交換器を洗浄し、よりきれいを長続きさせることができます。
加湿機能を洗浄のためにも使うとは、考えることが違いますね。よりきれいな空気を作り出すためのダイキンの本気が伝わってきます。
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ダイキンの送風ファンコーティングは?
こちら、調べても情報を見つけることができませんでした・・・。本当にコーティングしていないのかはわかりませんが、謳っていないということは特にこだわっていないのかもしれませんね。その逆で、ダイキンにとっては当たり前すぎて載せていないということもあり得ますが、真偽は分からずです。
もし、ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけると幸いです。
とは言うものの、うちにあるダイキンエアコンのファンを見たら、とてもきれいでしたので、もしかしたらコーティングされているかもという期待は残ります^^
結論:情報なし
ダイキンのフィルターへの工夫は?
こちらも残念ながら、特に情報なしでした。熱交換器を徹底的にきれいにしてれば、きれいな空気は作れるという考え方なんでしょうね。
こちらも何か情報ございましたらご連絡ください。
結論:情報なし
ダイキンのフィルター自動お掃除は?
運転時間が積算で1日を超えた状態で電源を切ると、自動でフィルター自動お掃除が開始されます。通常の7分モードと、念入りの9分モードが選べます。2分くらいの違いなので、念入りモードがおすすめです。運転音も静かなので好印象です。
ダストボックスのため込む一般的なタイプです。おそうじランプがつくまでは日常は掃除不要です。
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ダイキンのイオン系除菌機能は?
私が、最も重要視していない機能のイオン系除菌についてですが・・・(あまり信用していないといいますか・・・気休め程度のものですね。)
ダイキンは今や誰もが知っているといっても過言でない「ストリーマ」技術を搭載しています。
フィルターについたカビや花粉、ダニの糞、死骸などにもストリーマは照射されますので、目に見えないあれる物質にも効果があるのは、気持ち的にもうれしいですよね。
そんなストリーマを、熱交換器および気流通路にも照射し、エアコンの内部をよりクリーンな状態に保てます。
上の画像にもある通り、カビ菌の繁殖も抑制されるなど、確かな実験結果が示されています。しかも、ストリーマユニットは10年以上の耐用年数とのことで、長い間効果を発揮してくれます。
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まとめ
- 熱交換器コーティング:5点
- 熱交換器クリーン機能:5点
- 送風ファンコーティング:情報なし
- フィルターへの工夫:情報なし
- フィルター自動お掃除:4点
- イオン系除菌機能:5点
今回は、2つも情報なしという結果になってしまい申し訳ありません・・・。もし、情報お持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
最初にも記述しましたが、ダイキンは長年空調の家電を販売してきた歴史あるメーカーで、エアコンの心臓部となるコンプレッサーの耐久性もよく、空気を冷やすパワー、温めるパワーなど、根本的な機能が特にしっかりしている信頼できるメーカーです。
選択肢の一つとしてぜひ検討してみてください。というか、迷ったらダイキンです^^
今後も、他メーカーの自動洗浄機能について記事を書いていきますので、ご興味のある方はお付き合いください。
【2020年最新 パナソニック編】エアコン内部自動洗浄機能比較!
エアコン内部はカビや菌が過ごしやすい環境にあるため、数年ですぐにカビだらけになることもあります。見て見ぬふりをしている人も多いのではないでしょうか。ですが、空気中にカビの胞子が排出されていることは間違いないですよね・・・
小さなお子さんがいる家庭ではもちろんのこと、大人ですら、カビの胞子が自分の肺に入ってきていることを考えると・・・。考えたくもないですね。
エアコンクリーニングはお金がかかりますから、なるべくカビや菌が発生しにくいエアコンを選びたいというのは、皆さん同じだと思います。
そんな中、各メーカーは様々な対策機能を搭載してきています。今回この記事では、パナソニック編として、どんな対策がされているか細かく見ていきたいと思います。
今後、パナソニックさん以外のメーカもそれぞれ記事にして、最終的にはまとめ表を作成しようと思っております。ご興味ある方は、ご参照ください。
- パナソニック Eolia(エオリア) Xシリーズの内部クリーン機能
- パナソニックの熱交換器のコーティングは?
- パナソニックの熱交換器クリーン機能は?
- パナソニックの送風ファンコーティングは?
- パナソニックのフィルターへの工夫は?
- パナソニックのフィルター自動お掃除は?
- パナソニックのイオン系除菌機能は?
- まとめ
パナソニック Eolia(エオリア) Xシリーズの内部クリーン機能
各社いろいろな機能の名称を使用していても、大きなくくりで分類わけすることができます。このブログでは下記のように分類し説明していくこととします。
ちなみに、下記順序は、私が勝手に重要だと思っている順番です。ご参考まで。
- 熱交換器コーティング
- 熱交換器クリーン機能
- 送風ファンコーティング
- フィルターへの工夫
- フィルター自動お掃除
- イオン系除菌機能
パナソニックの熱交換器のコーティングは?
Xシリーズ(最上位)と、AXシリーズには、しっかりとしたコーティングがされているようです。私は、熱交換器のコーティングは、一番重要だと考えています。なぜならば、カビや菌の原因となるホコリや油がそもそもつきにくくなるからです。ホコリと油がつかなければ、カビや菌のエサが少ないということですから、きれいを保つうえでとても重要だと思います。
パナソニックのコーティングは、独自技術。シリカ材によって、親水性と共に油をはじく特性を持っています。また、熱交換器の内側(面の部分)にまでコーティング処理を施しているとのことで、見えないところまでこだわっている本気が伝わってきます。
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パナソニックの熱交換器クリーン機能は?
内部クリーン機能は、今やどのメーカーも搭載している機能です。とはいっても、メーカーによってやり方は少しずつ異なります。
パナソニックは、40℃以上に加熱して乾燥するようです。一般的なクリーン機能機能といった感じです。ただ、前述したコーティングと、後述するイオン系の除菌機能があるため、十分なクリーン機能といえると思います。
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パナソニックの送風ファンコーティングは?
前述した熱交換器のコーティングと同じで、こちらも重要な内容です。ファンに汚れが付くと、自分できれいにするのは至難の業です。
パナソニックはこれについても抜け目なく、防汚、除菌、防カビのコーティングがされています。それだけで終わらないのがパナソニック。なんと静電気防止(帯電防止)までするとのことです。
ここまで汚れが付きづらいようにコーティングがされているのは助かりますね。
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パナソニックのフィルターへの工夫は?
フィルターはホコリをキャッチしますが、そこに菌が付いていたら、菌に当たった空気がずっと部屋に循環している気もしますよね・・・
パナソニックのフィルターが「Ag+除菌」とのこと。Ag除菌はもうお馴染みで、制汗剤やデオドラント用品、洗濯機などでも使われていますね。
フィルターにキャッチした菌を除菌できるのは、意外と重要かもしれません。
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パナソニックのフィルター自動お掃除は?
こちらも、どこのメーカーでもついている機能ですね。
数あるメーカの中でもパナソニックのお掃除機能は、老舗中の老舗です。
なんと、かれこれ15年もの実績を持っています。累計900万台とはおどろきです。
最新機種ではさらに進化して、ブラシクリーナーも搭載しているとのこと。ホコリをかきとるブラシ自体が汚れてしまっては元も子もないですよね。そんなブラシをきれいにする機構が備わっているということです。
また、パナソニックは集めたホコリを、屋外に自動で排出します。え?そんなことしていいの?と思われる方もいるかもしれませんが、1回に排出される量は耳かき1杯あるかないかの量です。もしかしたら、外で布団をたたくほうが、よっぽどホコリをまき散らしているかもしれません。
自動で屋外に排出するということは、エアコン内にホコリがたまらないため、メンテナンスもそれだけ楽になるということですので、うれしい限りです。
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パナソニックのイオン系除菌機能は?
この話で↑この画像を張り付けるような特殊なブログは、このブログぐらいですかね・・・
パナソニックはナノイーという、カビ、菌、ウィルス、花粉、ニオイ、美肌、美髪などなど様々な効果があるといわれるイオン発生器をエアコンに搭載しています。
まあ、私は、イオン系の機能については、あまり重要でないと思っているので、当記事では一番最後の話題としました。が、機能性のあるイオンが出ていると思うと、なんとなく気分もよくなるということも分からなくもないです^^
パナソニックのナノイーは、長年進化を続けており、エアコン内部をクリーンに保つための一つの技術として、ある程度の効果はあると思います。最近では、ナノイーはナノイーXに進化し、より効果を高めたイオンとなりました。
下記、私のナノケアドライヤーの記事で、ナノイーの進化について話しているので興味のある方は是非ご参照ください。
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まとめ
- 熱交換器コーティング:5点
- 熱交換器クリーン機能:3.5点
- 送風ファンコーティング:5点
- フィルターへの工夫:5点
- フィルター自動お掃除:5点
- イオン系除菌機能:5点
ほぼ全部5点やん!っというツッコミが聞こえてきますね。
パナソニックのエアコンは、完成度も高くなってきています。唯一、熱交換器クリーン機能だけ3.5としましたが、他の機能が素晴らしいので、十分補完できており問題ないと思います。今後の期待の意味も込めて、少し点数を下げさせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。今後、他メーカーの詳細についても記事にしていきますので、よろしくお願いいたします。